LA400KコペンのXPLAYがダイナパックに載せられている風景がありましたが
何をしているか?と言うと
こんな感じの端末を
ECUに接続して個体差に合わせた現車セッティングが
PCでリアルタイムに出来るようにしています。
っと言うのも、このXPLAYはも。ファクさんのキットで
ハイリフト&タイヤ大径化されています。
当然タイヤの外径が上がることで通常運転でもエンジン負荷が増え
その結果、通常走行時の空燃比がかなり濃い状態になります。
ECU側でセッティング仕直してもいいのですが
そこまで台数が出るか分からないキット専用のECUを
多大な時間と開発費を掛けて造る必要があるのか?と言われると
商売的にはNGです。
そこでエンジン負荷を仮想的に変更できるような端末を付けて
AFRを見張りながらリアルタイムで書き換えて行けば
ECU書換に必要な1回分ぐらいの時間でベストな数字が割り出せるのでは?と言うスタンスで
セッティングを始めました。
すると意外な副産物も得られて
こんな好結果が得られました。
STEP2はCVT車両でパワーチェックしているので、グラフの傾きが5速MT車とはかなり異なります。
分かりやすいように比較グラフは5速MT車両で測定したNORMAL時とSTEP1を載せて置きます。
STEP3はなんと最大パワー92.5ps トルク13.8kですが
低速域の発生トルクも段違いに向上しています。
赤色のSTEP1のブーストに比べ、今回のSTEP3は圧力をかなり上げていますが
ブーストリミッターやトルクリミッターへの抵触はありません。
まだ実走セッティングを行っていないので
今後どのような小変更が入るかは分かりませんが
このままの状態でリリースできれば、個体差に合わせた現車セッティングが簡単に出来て
なおかつパワーも90psをオーバーすると言うデーターになります。
STEP2に比べ端末代と端末の取り付け工賃が発生するので
コストパフォーマンスは落ちますが、得られるパワーとトルクはかなり上がります。
もう少し検証が必要なデーターですので、リリースまで今しばらくお待ち下さい。