ハイリフト→セッティング→パワーチェック=?

今までセッティングしていた

ハイリフトのコペンが終わると

ハイリフトつながりでランクル80の

セッティング依頼

セッティングと言っても低水温時のアイドル調整や

アクセル踏み始めのトルクの出方の調整等

細かい部分のリセッティングになります。

 

セッティングつながりで

ZC32Sスイフトスポーツの

チューニングECU開発の為

ノーマルデーターを吸い出してからセッティングを開始しますが

まずなはノーマルの状態でパワーチェック!

・・・?

ZC32SでのTCF(出力補正係数)を決める為 係数を掛けずに測定した所

100ps トルク14.5k前後でした・・・。

カタログ馬力って確か134psじゃ~・・・。

LA400Kコペンと同じTCF1.25で測定しても125ps前後でまだ足りない・・・です。

同時に測定回転数を引き上げて見たらリミッターが稼働しました。

 

カタログ馬力には届かないとは聞いていましたが

1.3倍以上の差があるのはユーザーとしては許しがたい事実でしょうね。

この辺りでかなり苦情が出たので、ZC33Sではカタログ馬力を少し抑えめにして

実測の数字との差を小さく、場合によっては実測の方が多く出るようにしたのでしょうか?

 

今までTCF1.3以上と言うのは実例が無いので

コペンと同じTCF1.25でビフォーアフターを比べて行きます。

 

 

最後にパワーチェックつながりで

以前にSTEP2を導入して下さったZC33Sスイフトスポーツのオーナーが

他店にてパワーチェックした際のグラフを送ってくれました。

当店でのダイナパックによるパワーチェックでは184ps トルク33.3kでしたが

SDSのローラー式では187ps トルク31.5kだったようです。

 

一部アンチな皆様方から

「ビークルフィールドはセッティング時にはパワー出すけど

 実際デリバリーしているのはパワーを落としたECUを売ってる」

みたいな事を囁かれている。、と言うのを耳にすることがありますが

こう言う導入後のパワーチェックを見ると

デリバリー後もしっかりと良い走りをしている様ですね。

 

そう言えば以前セッティングしたR35 GT-Rも

うちの店で720psぐらい出力してオーナーに渡して

その後すぐにHKS本社に持ち込まれ・・・。

HKSのダイノジェットで再パワーチェックしたら、2馬力も変わらなかった!

それがきっかけになってその後のハイチューンをすべて任せて頂いた!!

なんて経験もありましたね。