冷間時にエンジンから異音が出て、アクセルを踏んでもキレイに吹けない・・・。
と言う症状で入庫したJZX110 マークⅡは
当初VVTIの作動不良から来る異音とバルタイ異常か?と思ったのですが
どうも見当違いの様です。
燃料ホースのリターンをふさぐとある程度症状が緩和するので
燃料系の不具合か?と言う事で燃料レギュレーターと燃料ポンプを交換
レギュレーターに負圧ホースを差し込みアイドリングさせると燃圧2.2k前後
負圧ホースを抜いて大気圧を入力させると2.9k前後と
燃圧は整備書の規定値内に入り、レギュレーターも正常に動くようになったのですが
空燃比計を付けて測定して見るとアイドリングから空ふかしまで激薄状態です・・・。
今まで乗っていて壊れなくて良かったですね!
異音というのは、この空燃比が薄くてキレイに吹けない時のブブブブ~ンと言う音の様です。
エンジンルームを見て見ると
ん?エアフロ逆に付いてない??
取り外して中のエアフロを覗くと
あ~、逆ですね。
ただ、単に逆に付けたからと言って、ここまでAFが薄くなる事はあまり無いです。
逆に付いていたことがエアフロの故障に繋がったか?は今となっては良く分かりませんが
単純にエアフロの出力電圧不良だと思われたので、エアフロを新品に交換すると
アイドリングでストイキの14.7に戻り、空ふかしでも14~12台に入るようになりました。
オーナー曰く、調子が悪くなった時にエアフロを清掃したけど治らなかったとの事。
雑誌やネットでエアフロ洗浄が取り扱われることが多く
調子が悪くなるとすぐに洗浄したくなる気持ちはわかりますが
エアフロ洗浄して、調子が良くなった試しはなく、大体とどめを刺しますね。
センサーだけ取り外せるこのタイプは値段も18000円とそこまで高くありません。
リフレッシュも兼ねて、新品に交換するのが常套手段だと思います。
あっヤフオクとかで、バッタ物が売られていますが買っちゃダメですよ。
新品の状態で出力値がズレてます。