事の始まりは、ECUセッティングで本来のパワーを開花させたエキシージ430が
サーキットでの草レースでぶっちぎりの優勝を飾ったものの
マフラー周りのトラブルで左の後輪辺りが熱害によるダメージを負ってしまい
当店にて修理を行って、スモールランプなどもすべて点灯する様になり
と言う状態に陥ったのでした。
それから原因を探る事1か月、なにをやってもエンジンが掛からなかったのが去年の11月。
カウルを取り外して、エンジンメインハーネスや車体のメインハーネスの
配線一本一本を確認したりして行ったのですが、特に成果は上がらず・・・。
ここまで来ると、エキシージを見るたびに胸が痞えそうな気分になってきて
「これってトラウマになり掛けてる?」
って思う事も・・・。
そこでオーナーに相談して、怪しげな
エンジンメインハーネスを新品に交換させてもらう事にしました。
って言っても、これがイギリスから届くには数か月が必要でして・・・。
ちなみに車両側のメインハーネスはLOTUS総輸入代理店のLCIさんでは部品としての設定は無い様です。
(エンジンメインハーネスと車体側メインハーネスは別物です。)
部品を手配して下さったACマインズさんが
エンジンメインハーネス交換時のポイントや
交換後のECU診断をサポートして下さり
今までには無い部分まで深く探って行くも、原因はここだけじゃないっ!?
どうやら、今回交換していない
車両側メインハーネス後端のこの配線軍にもトラブル有・・・?
もちろんカプラー単品なんてLCIからは出ませんので
アメリカ製のカプラー&ハーネスを使って、車体側メインハーネスのECUカプラーを新設。
やっぱりここでしたね。
ようやくエンジンが掛かりました。
マフラーのフランジが抜けてしまった事で熱が左リアタイヤ周りに蓄熱し
その真上に位置したECUとECUカプラー。
熱害の影響は目視では分からない、〇〇〇〇の中の〇〇〇に不具合を抱えさせて
サーキットテスターを当てただけでは?な症状を発生させます。
いくら
紙に穴が開くほど配線図を見てハーネスの確認をしても
原因が特定できなかったのは
〇ー〇〇に微〇〇流が流れていて、〇圧が落ち切らなかったせいです。
原因がわかってっしまえば、症状の再現もエンジンリスタートも自由に出来る様になり・・・。
ECUカプラーをすべて新品にする事で通常のエンジンスタートが担保されました。
あ~、やっとトンネルの出口が見えた~。