昨日は久しぶりにロータス エキシージ 430CUPの咆哮を聞くことが出来ましたが
今日はその真逆で、マフラーからの音と言うか・・・
マフラーが無いクルマの紹介です。
ロータスEVORA400やR35 GT-Rと一緒に映っているこのクルマ
テスラのモデルXです。
エンジンの類は一切積んでおらず
走るには充電が
必要です。
店にまだちゃんとした充電施設が出来上がっていないので
しばらくは街中にある急速充電器などを使いながらエネルギー補給して行くのですが
こう言う不便さを感じながらも、このクルマを手に入れてよかったと思うのが
その加速性能と意のままに操れる出力特性です。
今まで1000psオーバーのR35製作をはじめ、数々のハイパワーカーに乗って来ましたが
加速だけに限って言えば、1000psのR35 GT-Rでも勝てませんね。
アクセル全開で即フルトルクを発生するモーターに対して
幾らレスポンスの良いと言われるエンジンでも、そのトルク特性にはかないません。
右足に直結した様な出力特性は一度乗ったら病み付きです。
更にバッテリーと言う重量物を専用のシャーシの中央底部に鎮座させることで
低重心高剛性なボディーを造る事が出来
生半可なスポーツカーなんて相手にならないほどのトータル走行性能を発揮します。
エンジンとEVの良い所取り!と言うハイブリッド車両は
裏を返せばエンジンとモーターのデメリットも両方とも抱える訳で・・・。
重いバッテリーを積みながらも、重心の高くなるエンジンも搭載
総重量は重くなり、重心は高いまま。
今までのハイブリッド車両にはなにも魅力を感じませんでしたが
EVとなると話は別ですね。
エンジンが抱えるデメリットはすべてかなぐり捨ててEVのメリットを全面に出す。
(その代わりEVのデメリットも全面に出てきますけど。笑)
テスラと言うと自動運転技術や、最近では時価総額にばかり話が行きがちですが
新規自動車メーカーとして非常に短期間でこれだけの運動性能を持ったクルマを仕上げ
世に送り出したと言う部分に注目したいと思う今日この頃です。