2台のインプレッサ 各作業スタート!

2台のインプレッサ

GH8 インプレッサと

GRB インプレッサ。

 

GH8は故障定番箇所のEGRバルブを外すために

インマニ周りの分解までが必要となります。

形状としてはこんな感じの物でエキゾーストガスリサーキュレーションの略でEGR。

 

排気の一部を新気に混ぜる事で排出ガスを少しでもクリーンにさせようとするモノですが

自身がリサーキュレートする排ガス内の煤が詰まってバイパスバルブが機能しなくなります・・・。笑

まあオーナーからすると笑えない現実ですけどね。

 

デバイス接続が復帰したダイナパックには

GRB インプレッサが載せられて

ノーマルECU状態でのLOGを取得して行くのですが

エンジンルーム内に鎮座するのは

HKS製の剥き出し型エアクリーナーとレーシングサクションパイプ

それにタービンへと続くホースはTOMEI製です・・・。

 

純正配管に比べると明らかに内径は大きくなっているでしょうね。

内径が大きくなるという事は通る空気の流速は落ち、それを測るエアフロとしては

流入空気量は少なくなったと判断する訳です。

 

スバル車に剥き出しエアクリーナーを装着するとエンジンブローする!

 

GC8 インプレッサが主流だった頃、大勢の先輩方が声を大きくして訴えていましたが

ECUセッティングをするようになった今なら、その理由が良く分かります。

 

ただでさえノッキングに対する耐性が弱いEJ20エンジンで

空気流入量が少なくなったと誤診したECU。

点火時期を進めてしまい、燃料を少なめに噴射しつつ

実際には増えた負荷にて過給された燃焼室で爆発が起これば・・・

 

いとも簡単にエンジンブローする訳です。

 

今回のセッティングの主な目的の一つは

この変更された吸気システムに合わせた流入空気量の擦り合わせです。

 

この組み合わせなら経験的に7%ぐらい、流入空気量の誤差が出ているはずですので

その差を空燃比と学習値&補正値を見ながら適正値まで合わせこんで行きます。

 

 

さて本日のnoteですが、粗悪な事故修復を喰らわされたFD3S RX-7に

Vマウントシステムを装着した際の苦労話です。