GXPA16 GRヤリス 隠れ病みからの脱却! NGパーツを勧めるお店にどうぞご注意ください!!

先日のブログで取り上げた

こちらのGXPA16 GRヤリス。

 

下回りのオイルベタベタ事件に関しては

 

こちらのnoteにて詳細を説明させて頂きましたが、かなりの反響がありまして

「私のGRヤリスもオイル交換、間違えられてました!」

と言う話を何件も聞きました。

 

整備書をしっかりと確認したお店であれば大丈夫だと思いますが

思い込みで作業してしまっていたり

整備書を閲覧はしたものの、正確な情報が認知出来なかったお店ですと

間違った方法でグリグリ進めてしまいますので

アンダーパネル含め下回りはベットベトです・・・。

 

GRヤリスオーナーは早々に確認した方が良い案件ですね。

 

っと、そもそもはオイル交換の依頼ではなく

関西方面のオートバックスにて、NGパーツにて固められてしまったGRヤリスを

なんとか まともに走るようにして欲しいと言う事で兵庫から入庫して頂いたGRヤリス。

 

剥き出しエアクリーナーをカーボン板で囲っただけのインテークは

こんな感じのパイプにエアフロを移設するのですが

中はこんな感じでした。

 

純正インテークのエアフロ装着位置とはまるで異なるパイプ内径形状で

純正エアフロと同じ流入空気量が測れるんでしょうかね?

 

同時に装着されていた

諸悪の根源・・・。

 

これを付ける事でブーストの値を誤魔化していますが、誤魔化されてくれるのは最初の3~7日ほどです。

 

 

何がどうなっておかしくなるのか?はnoteにて説明しています。

 

今回はこのパワーエディターが原因と思われるトラブルで

ノック補正学習値は表も裏も24以上あるにも関わらず、走るとめっちゃ遅いと言う

いわゆる隠れ病みを発症していました。

 

隠れ病みに関しては

 

こちらのnoteにて説明していますが、まあまあ色んなパターンがありまして・・・。

 

様は様々なセンサーからの入力を常に見張りながら

その整合性までを診ているGRヤリスに於いて

どこか1か所のセンサーを誤魔化したところですぐにバレるだけでなく

その差異を起因として、なにかおかしいよね?と疑念を持たれると

ずーっと、おかしいよね?と思われ続けます。

 

浮気の疑念が掛かった人が、その潔白を晴らすまでは疑われ続けるように

GRヤリスに装着されたパーツは常に疑念の目で監視されてます。

なのでNGなパーツを装着すると、すぐに遅くなるんです。

 

HKSの人間曰く

「レボリューション製キャタライザーほどの排気効率はありません。」

と言うHKS製キャタライザー。

1次側にもしっかりとキャタライザーが鎮座しており

純正のそれよりは効率は上がるのかも知れませんがレボリューション製にはかなわない品です。

 

そしてマフラーはノーマルマフラーよりも効率の悪い

車両購入時にオプションとして選択出来る

TRD製でしたが

これらをすべて弊社推奨の排気系へ

交換させて頂きました。

 

そしてもはや装着する意味すら分からない

このSQVと言うブローオフバルブ・・・。

 

純正のブローオフと言うかリサーキュレーションバルブはタービン一体型となっており

電磁式にて綿密にコントロールされています。

 

そこのバルブは取り外す事なく、ターボパイプを取り外してアダプターなる物を装着。

そこから過給圧を取り出し無理くりSQVを介してインテークにエアーを戻すと言うシステムですが

なにをどうしたいのかが分かりません。

アクセルオフ時の空気の流れを煩雑にしているだけでメリットなんてあるのでしょうか?

 

問答無用で撤去です。

 

様々なNGパーツを取り外し

インテーク周りも弊社推奨パーツに換装されたエンジンルーム。

最終的には、ECUにStep1-Rをインストールさせて頂きました。

そしてここからが肝心でして、隠れ病みを直すために過去の遺恨をすべてリセットし

(あっ燃料学習値のリセットだけじゃダメですよ。)

その後の学習を特殊な方法で一気に爆上げさせます。

 

各部を強制リセットしますと

ノック補正学習値は表も裏も

10.7の初期値に戻りますので、ココから巧の技?にて

極力上昇が停滞しない様に一気にあげて行きます。

表のノック補正学習値を23.5まで上げたら今度は裏へ

4000rpmを超えるとカクんと落ちますが

こちらも上昇が止まらない様に学習を行い

22.3まで上昇。

 

全開時の加速力もStep1-Rにふさわしい物になったので

隠れ病みからは脱出出来たと思われます。

 

この様にGRヤリスに代表される今どきのクルマは

社外パーツをなんでもかんでも付けてしまう事で調子を崩します。

 

本来は販売店がそのパーツの良し悪しを判断し

ユーザーに正確な情報を提示しなければいけないのですが

知ってか知らずか、NGパーツを店頭に陳列し、イベントなどを組んで大量に世に放ちます。

 

どうぞ皆さま、GRヤリスに関しては

正確な情報に基づいてパーツチョイスの出来るお店に委ねてあげてください。

 

 

さて本日のnoteはエアバック警告灯が点灯してしまう場合の

イレギュラーな2パターンを取り上げています。