JW5 S660 ダイナパックでの慣らし運転&パワーチェック

軽自動車初のデモカー

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JW5 S660

どっかの自動車評論家が

「ゴーカートで公道を走っているような、クイックなハンドリング」

とか言っていましたが、

乗って見ると特にそう言った感じは無く、普通の車高の低い軽自動車です。

 

新車なので、エンジン全開は少し我慢して

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ダイナパックに載せて慣らし運転を行ってみます。

 

この慣らし運転、

必要!と言う人と

不必要!と言う人、様々ですが

自分的には、

「慣らし運転をする前にすでにブン回されている」

と言う現実を知っているので・・・

 

大人の工場見学で自動車製造工場に行ったことが有るのですが

ラインオフされた車をモータープールに移動させる際

ドライバーはレーシングドライバー並みに全開で走っていました。

 

夜釣りで名古屋港に行ったとき、

フェリーに船積みされる新車がスキール音を立ててコーナーを曲がっていくのを見ました。

1時間で40台ほどが船積みされていましたが、どのドライバーも全開、全開

ドリフトと間違えられて通報されるんじゃないかって程の勢いでしたね。

 

オーナーの手元に来る前にすでに全開で回されている現実を見ると

慣らし運転、やってもしょうがないような・・・

と思っていたのですが、

今回のS660 新車時のアイドリング音が、どうにもカチャカチャとウルさいので

慣らし運転で少しでも改善されればと思い

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ダイナパック慣らし運転、スタート!

 

ありゃ、VSCをOFFにしても、60km/hでリミッターが入っちゃう

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ついでにハンドルマークのチェックランプも点灯

 

最近のクルマはGセンサーが付いているので、クルマが動いてないのに車速が動くとすぐにエラーが出ます。

診断機を使って

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エラーを拾って、コードを消去

メンテナンスモードにして無事60km/hオーバー

ついでにRPMや水温をモニターします。

 

まずは

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2000rpmでしばらく回します。

5.6速だとエンジンへの負荷が高そうなので、今回は4速で実行しています。

 

徐々に回転をあげて

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3000rpm

 

ドノーマル車両ですが、水温が少々おアツい様なので

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送風ファン 3機使用で

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4000rpm

 

最後の仕上げは

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4500rpm

 

距離にすると350kmほどですが、4速で回しているので

6速にすると580km相当です。

 

実走では1000kmほどを目安に慣らし運転を行う事が多いようですが

ダイナパックを使って、完全に負荷と回転を固定して行えば半分ほどの距離でも十分な効果があると思います。

裏付けする根拠がある訳ではありませんが・・・

 

っで、肝心の効果の程は?

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後ろで聞いても、明らかにカチャカチャ音が小さくなってます。

アクセルを軽く踏んでやると、かなりスムーズにエンジンが回りますね。

 

これは効果有りですな

 

自分で慣らし運転するのが面倒な人、

実走ではなく負荷と回転を調整しながらの慣らし運転を試して見たい人

50000円(税、ガソリン代別)にてS660のMTのみお請けします。

 

そんな奇特な人、居ないか

 

 

折角ダイナパックに載っているので、

慣らし運転後オイル交換をしてパワーチェックも行ってみました。

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鬼の角の様な部分で、最大トルク11.7kですが、パワーは最大61.2ps

TCF1.2で測定してこの状態です。

S660のTCFも1.2で決定ですね。

 

ブーストは

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高回転域で意図的に抑えられているようなイメージです。

 

コンピューターチューンでブーストのリミッターを外しキチンとA/Fを制御

ハイオクガソリン仕様にしてやれば、80psぐらいにはなるんじゃないかと思います。

 

S660オーナーの皆さん、もう少々お待ちください。

 

その前に、ダイナパック慣らし いかがですか?(笑)