旧社屋に設置された1台のNCフライスマシン、そこに宿る魂を引き継ぐ。
小雨がパラつく昨日の正午ごろ
1台の大型トラックが新社屋に到着し、まずはコンタマシンが降ろされました。
旧社屋には
LUXOと言うコンタマシンが設置されていますが新社屋には無かったので
中古にはなりますがANDO SAWと呼ばれるコンタマシンを導入。
これで鉄板や無垢材を切ったりする加工の為、わざわざ旧社屋にまで行かなくても良くなります。
ワンオフ製作が日常茶飯事の弊社にとって、こう言う工作機械は必需品となります。
そして、大型トラックに乗せられていたメインの機械は
旧社屋内に設置されました。
山崎のNCフライスです。
今までも汎用フライスはありましたが、今後はNCフライスとの2台体制へ。
こちらの機械、実は血のつながった叔父が使っていた物です。
自分が物心ついた時から、生き方全般に関して様々な影響を受けてきた叔父。
母親の弟と言う立場での叔父ですが、小さな時から可愛がってもらい
人間として、まっとうに生きるとはどういうことなのか?
自分の人生観を形成するに当たり非常に大きな存在でした。
父方の祖父と祖母、そして叔母二人と同居しながら
一人っ子として比較的我が儘に育てられていましたが
3歳も終わりになる頃に父と母と3人で暮らすようになりました。
それまではお菓子が欲しいと言えば山盛りで準備され
ジュースが飲みたいと言えば飲みきれないほどの飲み物が目の前に出されましたが
親子3人での暮らしになるとそう言った贅沢な甘えは許されなくなり
そこによく遊びに来ていた母方の叔父は、我が儘放題な自分を鍛え直してくれました。
小学校高学年になり叔父が結婚すると聞いた時
おめでたいと言う気持ちよりも、常に自分に寄り添ってくれていた叔父が
誰か他の人に取られてしまうと言う気持ちのが強く、一晩中泣いていました。
結局結婚後もしばらくは自分が住んでいた集合住宅のすぐ隣に引っ越してきてくれて
奥さんと二人で自分をかわいがってくれました。
時に厳しく、時に優しく、人間と言う物はこうやって生きていくんだと
身をもって示してくれた叔父は自分とほぼ同時期に起業し精密加工の会社を営んでいました。
そんな叔父が使っていた工作機械を譲ると言い始めたのが今年の春頃。
今、叔父は病魔と闘っています。
恐らく、もう昔の様に、金属を思いのままの形に加工する事は出来ないでしょう。
そうなる事を見込んで、この機会を自分に託したかったのかもしれません。
最新鋭の5軸のマシニングに比べれば、昔ながらのNCフライスです。
そこまでの機能は付いていませんが
自分にとってこの機械は叔父が生きてきた証のような肖像です。
この機械で削り出されるパーツが愛車に装着されオーナーから
「ありがとう」
と言う言葉がもらえた時
「あなたの想いは自分が受け継いでいますよ。」
と叔父に胸を張って言えるように、日々精進して行きたいと思うのです。
場は新社屋に戻りまして
GXPA16 GRヤリス用のEVENTURI製インテークが今度は3つ入荷しました。
今回の3つはマット仕様のインテークです。
もう少しするとグロスが5つ入荷して来ますが、引き取り手の付いていないのは
残り2つだったかな・・・。
気になる方はどうぞお早めにご注文下さい。
っで、本日のnoteは
このEVENTURI製インテークに纏わる話でして
頑固一徹にGRヤリス用インテークを診てきた
我々ビークルフィールドが認めたもう1つのインテーク。
是非、お読みください。









